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ame d'aujourd'hui

あめの あめによる あめのための あめ

私立探偵ケイレブ・ハント (マイ楽)

宝塚大劇場雪組公演

『私立探偵ケイレブ・ハント』

『Greatest HITS!』

ついに、マイ楽!!!

(マイ楽=自分にとっての千穐楽、つまり今作ラスト観劇!!)

 

って、

もう千穐楽かよ!

先週マイ初日迎えたとこだよ!

 

――と、ツッコミながらも、

同一作品を複数回観劇出来てありがたやありがたや。

(ついに複数回とか沼が広がったね!おめでとう!)

 

今回の観劇は

前回が2日目の公演だったこともあり、

もろに

"複数回観ることによる充実度の高まり"

みたいなものを味わわせてもらいました。

 

まずは、『ケイレブ』

 

前回のケイレブは

このキャラ要るの?伏線あるの?

みたいな感じで

無駄に考えて観てしまったのがあったのですが、

今回は

このキャラは要らない、伏線は無い、と

分かっていることについては意識しなくて良かったので

無駄を極力削ぎ落とした観劇が出来、

お気に入りの人物をオペラグラスで凝視したり

表情や仕草、歌に集中することが出来ました。

 

すると、何だか

霧が晴れたかのように

色んなモノが明瞭に見えてきて、

スッと胸の奥へ降りてくるような感覚が。

 

あれ?

ケイレブ結構面白いやん?

 

前回は

期待値上げ過ぎた感が滲み出ているような

レポートを書き上げたわけですが、

何でしょう?

期待値を今度は下げ過ぎたのか(笑)

ケイレブってこんなに面白かったっけ??

というのが今回の素直な感想。

 

シナリオを追う必要が無い分

追うべきところに集中出来て

2回目は結構楽しめましたね。

やっぱり、複数回観るってのは違います。

いいですね、複数回観劇!

 

シンプルに、

前回2日目でちょっとちぐはぐだったり

変な間があったりバランスが整っていなかったようなところが

1週間経ったことで

大幅に解決されているというのもあるのでしょう。

 

みんなの掛け合いの間が絶妙で

独特の空気感を生み出しているのも好印象。

観ているこっちも無駄を削ぎ落とし、

舞台の上では雑味の無いお芝居が行われている、

それ故活きるところが活きている2回目のケイレブ。

この感じだったら、

3回目も余裕で観られそうだよっ!

(マイ初日は正直ケイレブ3回見るのはキツそうだなとか思ったり)

 

1回目では方向性が定まっていないように思えた

だいもん(望海風斗)とさきちゃん(彩風咲奈)も、

ちぎ(早霧せいな)さんに振り回されるけど

そこに強い友情があるから自ずから振り回され続けるんだ!

という良い意味でおバカなだいもんと、

冷静に物事を捉え

勝手気ままなちぎさんにやれやれと思いながらもついていく

ちぎさんの保護者役のさきちゃん、

って感じで

しっかりとキャラが固まっていたので

この辺りも結構楽しめました。

 

そういうのを踏まえながら

だいもん演じるジムと

星南のぞみさん演じるレイラの病院でのやりとり

「こんな危険な目に遭うならケイレブと付き合うのはもう止めて!」

「(ケイレブは)友達なんだ……」

を観ると、

そこまでケイレブに固執する強い友情って

二人の間には何があったんだ、

正塚先生、スピンオフよろしく!!ってますます思っちゃいます。

 

ここも初回では

あまり気になる会話ではなかったんですけどね。

2回目でようやく

色んな点と点が線になって

色濃く浮かびあがってきました。

 

だいもんのあのセリフには

"やっとちぎさんとお友達になれた!"

"今回はちぎさんのお友達なんだ!"という

だいもん自身の強い想いも込められているんじゃないかな!

にやにや。

 

しかしながら、

そうやって色濃く浮かび上がったり

点と点が繋がったところもある中で、

今回も全然浮かび上がってこなかったのが、

ちぎみゆの3つの選択肢!(苦笑)

 

ちぎさん演じるケイレブの彼女

ゆうみちゃん(咲妃みゆ)演じるイヴォンヌが

パリに行くことを告げる際に

まだ迷っていることもケイレブに告げます。

「選択肢は幾つなんだい?」

「2つかな……3つ目があるといいけど」

「あるよ、きっと」

 

考えてみたんです。

少なくとも1つはケイレブとお別れするということ。

もう1つは自分がパリ行きを諦めるということ。

まぁ、普通に考えたらそうだよね、という。

じゃあ3つ目は何か。

ケイレブがイヴォンヌに付いていく、ということ?

いやいや、だったら

結末的にケイレブの「あるよ」発言は的外れなわけで。

そもそもケイレブの思い描いている3つの選択肢と

イヴォンヌの言う3つの選択肢が

あっていない可能性も当然あるっちゃああるのか。

(ケイレブはその場の勢い、な感じもするし)

あるいは、

①ケイレブとお別れする

②ケイレブが付いてきてくれる

(或いはケイレブが私をずっと待っててくれる)

③私がパリ行きを諦める

という可能性も……。

もしくは、

①ケイレブとお別れする

②パリ行きを諦める

③私を待っててくれる

で、

イヴォンヌは③を信じていて

ケイレブ的にも③のつもりで空港に行ったんだけど、

イヴォンヌがやっぱり私がパリ行きを諦めるわ!

となった可能性もなきにしもあらず?

(イヴォンヌの空港でのあの感じから推測するに)

 

うーん、正塚先生!

答えあわせをお願いします!!

GRAPHか歌劇にて答えを、ぜひっ!!w

 

まぁ、そんな感じで、

結局のところ

選択肢の謎は残ったままなのですが(苦笑)

それも空港でのゆうみちゃんの

「あぁーっ、もうっ!!」ぎゅっ!

で、どうでもよくなったのは事実です。

二人が幸せなら、それでいいんです。

ちぎみゆ担としては、二人の愛が永久に続くのであれば、それで。

 

ゆうみちゃんの「あぁーっ、もうっ!!」は

この1時間半の全てをどうでもよくしてくれるので

本当に恐ろしい娘だと思います。

ゆうみちゃん自身が心の底からちぎさん愛しすぎててね。

その愛がストレートに伝わる場面。

この場面の彼女はほんっとにかわいいし

ちぎみゆ萌えがぱないので、

ケイレブ作品中で一番お気に入りのシーンです。

 

2回目になって

大事なところを深く追って観ることができたので

人物への感情移入もしやすくなり

心の揺さぶられるシーンは

よりたくさんありました。

 

あと、歌のシーンがとても良くて。

結構いい曲が色々あるんですよ、ケイレブ。

正塚先生はちょっと歌謡テイストな楽曲がお好みなのでしょうか。

ところどころ、そういう

日本の古いポップスの味わいを感じるところがあって、

(舞台はアメリカンですけどね!)

それがちぎさんの声ともとてもマッチしていて、

素敵だな、と。

素敵だからこそ、

もっと楽曲をちゃんと売り出したらいいのに!

(露出的な意味合いで)

とも思ったり。

歌詞も良くて、

今回はきちんと歌詞を飲み込みながら

場面場面を追っていけたので、

それもまた心の揺さぶりに繋がりましたね。

 

というわけで。

 

『私立探偵ケイレブ・ハント』

 

2回観た結果、

結構面白かった!という感想です。

 

1回観ただけでもここまで面白いと感じられるといいのに。

観劇でスルメ作品は色々難しいものがありますよ、正塚先生(苦笑)

 

続編でもいいし、

スピンオフでもいいので、

今回だけで終わらせるのは勿体無いような世界観ですね。

もっともっと色々なケイレブたちの物語を見せてほしい

と、今でも思う作品でした。

 

(『Greatest HITS!』マイ楽感想へ、つづく)